the dresscodes : 志磨遼平 インタビュー

お待たせ致しました!!今回も本当に沢山のリクエストを頂いた【 HAPPY TOGETHER 】で放送したドレスコーズ : 志磨遼平氏のインタビューの模様をテキスト化!

今回はラジオ放送分に加え、後日行われたメールインタビューの内容も追加した完全版でお届け!!どうぞお楽しみください。

Interview. 志磨遼平(ドレスコーズ) Interviewer. 遠藤博美(SIDEMILITIAinc. 代表)

 

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8月14日にセカンドシングル「トートロジー」リリースした<ドレスコーズ:志磨遼平>さんのインタビューになります。

もう何度目になるのかは数えておりませんが、後半はいつもと違った展開になっております。

有る意味では過去のインタビューで一番濃厚な内容になっているかも知れません。

それでは、彼等のアルバムを聴きながら缶コーヒーでも飲んで、ごゆっくりとお楽しみ下さいませ。

 

● 今、聴いて頂いたのは8月14日にリリースされる(放送日は8月2日)彼等のセカンドシングル「ドレスコーズ:トートロジー」を御送りしております。

ネット全般にはコメント欄が沢山存在しますが、最近気付いたのが読んだ時の印象が「トイレの個室の壁に有る落書き」に近いイメージと思えてならないこの頃、皆さんは如何お過ごしでしょうか?

 

  志磨

クックックック…(声を殺して、股を両手で叩きながら喜んでおります)

 

● 収録時(丁度新潟入りしたばかりのお昼頃)を考えると『こんにちはと云えばこんにちは』で有り、放送時(毎週金曜日19時~)を考えると『こんばんはと云えばこんばんは』になるのでしょうかね?

 

  志磨

クックックック…(上記同様に継続中)

 

● 本日のゲストは8月14日(水)にセカンドシングルをリリースする<ドレスコーズ>のヴォーカリスト「志磨遼平」さんです。

 

  志磨

どうも。志磨遼平です。宜しくお願いします。

 

● はい。お久しぶりです。

 

  志磨

お久しぶりです。

 

● まぁ…ね。なかなか今、ドタバタドタバタしておりますけど、ドタバタしているのは僕らだけでは無く…

 

  志磨

ほう!

 

● 社会全般がドタバタしている訳ですが。

 

  志磨

そうですね。

 

● と、云う事なので、そんな負け惜しみは言わずに「早くも収録時間が押している」という…

 

  志磨

アッハッハ♬(笑)

 

● 13分押してのスタートとなりましたかね?

 

  志磨

マジっすか?社会風刺から入ったから「一体、博美さんに何が起こったのか!?」とも思ったのですが(微笑)もう押しているですね?スイマセン。

 

● いや、今日はですね時期的に云えば選挙も終わったばかりなので、ピリッとした感じでいこうかな!と思いつつも…

 

  志磨

はい。

 

● 本日も宜しくお願い致します。

 

  志磨

宜しくお願い致します。

 

● で、ですね!今回のシングルは人気アニメ「トリコ」のエンディングテーマにもなってますね。

 

  志磨

そうなんす。

 

● なってますね。

 

  志磨

そうなんす。

 

● で、話題の広がり方がいつもと違ったフィールドにも届いている筈だと思うんです。

 

  志磨

そうでしょうねぇ~はいはいはい。

 

● 今日は当然トリコの話題で!

 

  志磨

あっ!(真面目にビックリしております)

 

● ええ!

 

  志磨

マジっすか?(少し微笑)

 

● ビックリすると思いますよ。ファンの方は(微笑)

 

  志磨

あぁ~ …

 

● 『嘘だろ?』『止めてくれよ!』って。

 

  志磨

フフッ(微笑)今、凄いドキドキドキドキ心拍数が上がって…

 

● 上がりますよね?色んな意味で(笑顔)

 

  志磨

トリコの話って言われるとちょっと…(※自信が無いって意味です)

 

● クックック…(笑)でですね、僕は1話目から<週刊少年ジャンプ>で連載をリアルタイムで読んでいますが…

 

  志磨

読んでるんすねぇ~!はいはいはい。なるほど!

 

● はい。あの漫画ほど今の少年誌の王道を…

 

  志磨

うん!確かに王道感は…

 

● 王道感が凄いんですよ!伝統として。で、(読者を)裏切らない漫画。

 

  志磨

あぁ~はいはい。

 

● 勿論、まさかの<美味しんぼ>と<ドラゴンボール>…

 

  志磨

でしょうねぇ~!

 

● の、マッシュアップ!

 

  志磨

グルメって事でしょうねぇ~。

 

● と云った「離れ業」を成し遂げたりもしておりますが、やはり「グルメ漫画」と「バトル漫画」と云えば漫画のスタンダード、つまり王道のマッシュアップです。

 

  志磨

なるほどね!

 

● 「王道」とは言葉を言い換えれば「スタンダード」とか…

 

  志磨

スタンダードね。

 

● 「クラシック・マナー」と云う言葉も当て嵌まりますよね。

 

  志磨

あぁ!良いっすね。

 

● <ドレスコーズ>の今回の新曲「トートロジー」は、既に前作とは全く違ったバンドの側面が浮き上がっている楽曲だと僕は思いました。

 

  志磨

有り難うございます。

 

● ですが<THE WHO>の中期までに創り上げた「ロックンロール・スタンダード」を継承する部分も少し感じられたんですね。

 

  志磨

そうですね!今回はねぇ。

 

● ドラムだったりとか。

 

  志磨

そうですね。うんうん。

 

● ただ、全体としては<ドレスコーズ>自体をストレートな王道って感じた事は一度も無いです。

 

  志磨

はいはいはいはい。

 

● この僕の感想を踏まえた上で、志磨さんにとっての「ロックンロールの王道」って例えばどんな部分だったりしますか?意識はしますか?

 

  志磨

まぁ…そうっすねぇ~…王道…あのぉ、なんて言うのかなぁ~…ちょっと王道って云うべき話か分からないですけど…

 

● はい。

 

  志磨

最近、こうやって「キャンペーン」なんつって色んなトコのラジオ局に行って『自分たちの曲をかけてちょ!』ってこれトークな訳じゃないですか?

 

● はいはい。

 

  志磨

で、それをこう聴いているじゃないですか?こうやって今みたいにラジオ局で他の方の曲も流れるでしょ?最近のね?

 

● はい、流れるでしょうね。

 

  志磨

すると我々の音楽…『古っ!』って思うんすね…何か。

 

● それはサウンドとして?それとも楽曲として?

 

  志磨

創り?骨組み?

 

● ほ~。

 

  志磨

「メロディー」も有りますし…

 

● 構成とか?

 

  志磨

そうっすね。曲から出てる「ムード」とか。

 

● うん。

 

  志磨

僕は嫌いじゃないんですよね、当然。

 

● はい。

 

  志磨

でも何て云うのかな?「ルーツ」ってのが有るじゃないですか?「王道」とか所謂「トラディショナル」「スタンダード・クラシック」とか何とかは有れど。

 

● うん。

 

  志磨

で、「ルーツが全く存在しない音楽」って有る訳じゃないですか?(※これは何がルーツが全く分からない音楽って意味だと思います)

 

● はい、有りますね(微笑)

 

  志磨

『それ、どっから出てきたんやろ?』みたいな。あのぉ~それは90年代以降の日本の音楽?その辺が特にそう思うんですけど。

 

● はい。

 

  志磨

そこに更にルーツを持った若い人達(バンド)ってのが、今の主流なんでしょうね。

 

● (世代的には)主流でしょうね。

 

  志磨

あの、これ後でマズかったら「ピー」って入れて貰っても構わないんですけど、初めて観に行ったライヴが<BUMP OF CHICKEN>で『BUMP OF CHICKENって自分にとっては神なんすよね!』ってなると、僕はちょっと驚くんすよ。

 

● うんうん。

 

  志磨

『マジかぁ~!』って。そう云う音楽が有り得るのか?っ思って。

 

● そう云うスタートラインだったり、ベースラインだったりとかって意味ですよね。

 

  志磨

そうそう!『俺はラルク(L’Arc en Ciel)とバンプ(BUMP OF CHICKEN)で出来ているんでっ!』って説明されても。

 

● 出来ているんだね!?(微笑)

 

  志磨

『おぉおぉ!そうなんだぁ~!!』って(微笑)で、それに対して我々は…これも自分がずっとやってきた事なんで自信を持って言えますけど…あのぉ~…なんちゅうのかなぁ?…非常に…あのぉ~……強い根っこを持ってる音楽ですね。

 

● うんうん。

 

  志磨

あのぉ~これずっと一本の系譜な訳ですね。

 

● はいはい。

 

  志磨

まぁなんだ「ブルース」からずぅ~っと、まぁ鍛えられて磨かれてね。未だに残っているって事は、もう既に世の中で「実証済み」って事じゃないですか?

 

● うんうん。

 

  志磨

良さが。強さが!ストロング!ねっ?そう云う意味で僕らの音楽は非常に「王道的!!」とは思います。

 

● う~ん。

 

  志磨

っていう答えで宜しいかったでしょうか?

 

● …分かりました。まぁ、あのぉ~繋がってはいますよね。

 

  志磨

うん。

 

● でも逆に何なんでしょうね?王道さを感じない部分って…

 

  志磨

うんうん。

 

● 自分でも今、志磨さんとの放送ですと『BGMは何ですか?』って話になるんですけど。

 

  志磨

えぇえぇ。

 

● <GOBLIN>ってバンドの「SUSPIRIA」ってアルバムで映画のサントラなんですけど…

 

※GOBLIN:SUSPIRIA…イタリアのプログレバンド。日本盤のライナーは故:岡本太郎さん。

1977年に公開したイタリア映画(当たり前ですがSUSPIRIA)で、世界的に大ヒットし歴史的名作と云われています。勿論このサントラも同様に名盤と云われている。メインテーマは聴いた事有る方が多い筈です。当時のキャッチコピーは今でも有名で『決してひとりでは見ないでください』

 

  志磨

へぇ~知らない。

 

● プログレの<GOBLIN>がホラー映画界で有名な「SUSPIRIA」のサントラを全曲手掛けているのですけど…

 

  志磨

へぇ~!!なるほど。

 

● 僕の中でやっと<ドレスコーズ>の音楽が(身体に)入りきって。ファーストまでですよ?

 

  志磨

はいはい。

 

● ライヴの前のBGMでコレが流れていたらテンションが上がるな!って云う…事で、今日のBGMはコレになったんですよ。

 

  志磨

へぇ~!なるほどね!!(笑顔)

 

● ただ、今回のシングルを聴いた時にだと、またちょっと変わるとは思うんですけど。

 

  志磨

はいはい。

 

● まだ、吸収してきれてないので。

 

  志磨

まぁ一応、最新の先攻シングルって事ですからね。

 

● で、こういう風に流してはいるんですけど…

 

  志磨

ありがとうございます。

 

● (深い深呼吸)…王道って…う~ん、でもなぁ~。これは<BUMP OF CHICKEN>がどうこう?って訳ではなく、世代ってのが有りますよね。

 

  志磨

そうそう!そうっすねぇ~。

 

● 「生まれた世代」って言えば良いんでしょうかね?

 

  志磨

でも、まあ!!あのぉ~実際に…あぁ、そうか!そうですねぇ~……
(※此処で志磨さんは多分ですが、そんなに年齢が離れてないバンドマンでも同じ様な人がいるって言いたかったと僕は思いますが、言うのを止めたんだと思います。)

 

● (※上記の止めたのを推測した上で話を続けてます)やっぱりそういった(音楽に)出逢うタイミングってのは、例えば両親がゼップ(LED ZEPPELIN)を半端無く好きで、家では小さい時からゼップしかかかってなかった!ってなれば、今の時代に生まれた赤ちゃんでも『初体験はゼップでした』ってなる訳ですからね。

 

  志磨

そうですねぇ。でも、それは特殊なパターンって事で、やっぱり(ドレスコーズの音楽やメンバーの音楽経験が)王道じゃないのかなぁ~それは?
(※これは逆説になるって事ですね。王道の流れ自体を今の世の中だと普通じゃないって)

 

● あぁ~

 

  志磨

それってアレなんすかね?まぁ…マイノリティー(社会的少数者)って云うか…

 

● そうですよねぇ…

 

  志磨

そうですねぇ…

 

● だから、あのぉ~例えば「ヴィジュアル系」でも、昔のヴィジュアル系と今のヴィジュアル系の違いって、今のヴィジュアル系ってヴィジュアル系に影響を受けたヴィジュアル系じゃないですか!

 

  志磨

そうですね!

 

● でも、初期のヴィジュアル系って(日本の初期)ハードコアとパンクの…

 

  志磨

そうです!

 

● 派手な部分(と激しい部分)に影響を受けて、更により美を求めて。

 

  志磨

うん!うん!

 

● やっていったのがヴィジュアル系の誕生と云うか世界だったと思うんですがね。

 

  志磨

ですよねぇ~。

 

● その違いが有るのが(さっきの内容と)一緒なのかな?って思えたりもしますけどね。

 

  志磨

うんうんうんうん…そうそうそうそう…その辺は何となくねぇ~理解はできるんですけどねぇ~…(だんだん声が尻窄みになって、少しだけ寂しそうな表情)

 

● では、次の質問なんですけどね!

 

  志磨

はいはいはいはい。

 

● 今作はファーストの音源よりも志磨さんが抱える個人的制限が薄くなった気もします。

 

  志磨

おっ!

 

● 前回のインタビューでは<毛皮のマリーズ>との対比についてお話しましたけども。

 

  志磨

はいはいはいはい。

 

● その感想を簡単に要約すると、クールな部分が先ず一つ。

そしてもう一つが「アンダーグランウンド」って意味では無く、あくまでも純粋に「黒い部分」が強調された気がしました。<ドレスコーズ>に対しては。

 

  志磨

うんうんうんうん。

 

● 以前よりも音楽にとって大事なユーモアが潜めているって感じだと。

ですが、今作では先程御伝えした通りに、既にその「対比からの葛藤からは解放されている」感じがしたんです。

 

  志磨

あぁ!ありがとうございます。

 

● セカンドシングル完成までに、志磨さんが求めていた「どの部分」を個人的に達成した感じがしますか?それとも自然な延長上で、ナチュラルな変化だったのか?と。

 

  志磨

あぁ~…そうっすねぇ~ナチュラルな部分も有るとは思うんです。

例えば「ツアー」を初めて僕らは経験しましたねぇ。

 

● はい。

 

  志磨

バンドとして全国ツアーってのを。で、ワンマンツアー。

それでお客さんが目の前にいて、自分たちの音楽を、まぁ生演奏して、その…ホントにお客さんからの、ねっ?反応っていうか…反射ですよね!

 

● はい。

 

  志磨

我々の音楽がどういった…ねっ?アレをもたらすのかっていう…目の当たりにして、それって今まで誰も見た事が無い訳ですよ。

 

● はい。

 

  志磨

それは世界で誰も<ドレスコーズ>の音楽が生で流れるトコを。変な言い方ですけど。

 

● そうですね。

 

  志磨

イベントとかフェスばっかりだったんで。んで、お客さんも初めて生で<ドレスコーズ>を観て、我々も初めて<ドレスコーズ>を生で体験したんです。

 

● はい。

 

  志磨

スタジオでは、もぉ~しょっちゅう体験してましたけど。

『スゲエな!』って言うてる暇が無い訳で。僕らは演奏するから。

 

● はい。

 

  志磨

それをドーン♬とお客さんが『スゲー!スゲー!』って言ってくれるのを良い気分で観まして。

んで、それで『次はどういう曲を創りましょ?』っていう時に、多少は絶対に有ったと思うんですよ。ツアーからの影響って部分が。

 

● うんうん。

 

  志磨

まぁ~少なかぁ~ない。絶対!うん。っていうなナチュラルな部分。で、アン・ナチュラルなのは…えぇ~……多分、何て云うのかなぁ………

 

● ……

 

  志磨

難しいけれども……何かねえ…うん。さっき、おっしゃって頂いた…どういう言い方でしたっけ?「ユーモア」?

 

● そうですね。

 

  志磨

うん!「ユーモア」のところとか、あのぉ~…自分のブレ?

 

● うん。

 

  志磨

この話しましたっけ?えっとチャーミングについての話って。

 

● いいえ!してないですね。

 

  志磨

あのね。例えばもの凄いイケメンがいるとするじゃないですか?

 

● はい(微笑)

 

  志磨

あっ!これ、男友達でも良いんですけど。異性でも良いんですけど。

 

● はい。

 

  志磨

もうスッゴイお洒落で、なかなかウィットにとんだ会話も出来て、性格も良いと。で、当然に好感触じゃないですか?

 

● はい。

 

  志磨

で、『じゃあ、ちょっと家に来なよ!』って。

『じゃあ、お邪魔するー』て言って、ピンポンピンポン♬っつって、『あっ!ヤベえ!ちょっと待って!今、起きたとこなんだよね』ってガチャ♬ってドアを開けてくれたら、ごっついトレパン?

 

● はいはい。

 

  志磨

Tシャツにトレパンで、頭とかボサボサで…

 

● オフって感じですね?

 

  志磨

オフって感じ。『あっ!ご免ね!入って!』って。あれで一気に好きになるじゃないですか!

 

● はいはいはい。

 

  志磨

『全然!いいよいいよ!』っつって入っていて、『ちょっと、散らかってるけど』って。

それって人のブレじゃないですか!イメージに対する。

 

● はいはいはい(笑)

 

  志磨

『あっ!コイツもブレてんや!完璧かと思ったよ』っていう。

そのブレみたいのが「人のチャーミング」っていう。人の何て云うのかなぁ…人のアレを呼びますよね。

あのぉ~…『この人の事、なんか好きになれそう!』って。一気に。

 

● けど、今の話を聞くと志磨さんはそれを「ブレ」って捉えるじゃないですか?

 

  志磨

うんうん。

 

● 入った時に頭もボサボサで、目ヤニすら付いている位の姿を。そこを逆に『弱い部分が有るんだな』って捉える人だっている訳で。

 

  志磨

あぁ~そう!そうっすね!

 

● ただ『準備不足だな』って捉える人もいますよね?

 

  志磨

はいはいはいはい。

 

● でも、志磨さんはブレに捉えるんですよね?

 

  志磨

そうっすね。んで、それは逆に云えばそれは何かのOKサインにも思われているか…

 

● あぁ~はいはい!

 

  志磨

『あっ!その状態を僕は観てもOKなんや』っていう。全員にそれを見せる訳では無いと。

ねっ?外にね。オフィシャルの場に(微笑)

 

● ギャハハハハ…♬(笑)「オフィシャル個人」の側面ね!

 

  志磨

そう!「オフィシャル個人」(微笑)有る程度は(その相手のイメージを)決めて来てる訳で、『俺にはそれがOKなんや!』って云う喜びも有る訳なんですよ。『うわぁ~嬉しい!』って云う。

 

● はいはい。

 

  志磨

ねっ?そういったブレですよね?それこそ「オフィシャルからのブレたそいつ」とか。

 

● うんうん(微笑)

 

  志磨

なんか、其処が……多少(ファーストから今回のシングルまでの間に)<ドレスコーズ>のブレみたいなものを見た気がしますね。

 

● ほぉ~!!

 

  志磨

僕も<ドレスコーズ>の事がなんか可愛くなってきた。うん、憧れに近かったでしょうね。去年なんかは。

 

● う~ん…(※迷いのう~んでは無く、そうだったんですねのう~んの方です)

 

  志磨

<ドレスコーズ>なんて凄いバンドが出来て…誕生して、この世に。なんと僕は其処でヴォーカルが出来るらしい!…『参ったなぁ~出来るかなぁ~緊張すんなぁ~』っていう感じ。例えれば。

 

● うんうん。

 

  志磨

今は凄く<ドレスコーズ>となんか、親密に上手くやっている。『僕らなんか上手くやれそうだね!』って感じ(笑顔)

 

● ツアーして、そのぉ~<ドレスコーズ>の中にいるけども、<ドレスコーズ>ちゃんと(自身を客観的に)見れて…見れた!って感じ?

 

  志磨

そう!それなんかが「トートロジー」って曲に出ている気がする。

 

● あぁ~

 

  志磨

うん。

 

● 分かりました。納得出来ました。

 

  志磨

うん!

 

● ではですね、前作の楽曲で「SUPER ENFANT TERRIBLE」有りますよね?

 

  志磨

おっ!はい。

 

● イベントでも僕はよく流してますけど。

 

  志磨

有り難うございます。

 

● で、メロディーやリリック的にも最高ですが…

 

  志磨

やったー!!

 

● (笑)ですけども、何より『何だ!?』って思わせるタイトルが最高だと思いました。そう云うのって大事じゃないですか?

 

  志磨

「SUPER」ね!

 

● はい。久々に<JEAN COCTEAU:ジャン・コクトー>を読み返した位に…

 

  志磨

おっ!おぉ~…

 

※JEAN COCTEAU(1889年~1963年)…フランスの芸術家。詩/小説/劇作家など幅広い活動を続けた方で、1929年に発表した小説で「LES ENFANTS TERRIBLES:邦題 恐るべき子供たち」って作品が有ります。

 

● (タイトルだけでも)色んな事が広がっていった。僕はそういった行為をさせたくなる部分が志磨さんを好きな魅力の「多分一番大きな部分」だと思っているんですよ。

 

  志磨

あぁ!嬉しい。ありがとうございます。

 

● 他の色んなアーティストも難しいリリック(歌詞)やタイトルが有りますけども、何かこう…ブワッ!って『何だ?』って思えるのって凄い大事だと思っていて。

 

  志磨

あっ!ありがとうございます。

 

● で、今作も同様に素晴らしい「TAUTOLOGY」…「同語反復」っ意味らしいですよね?

 

  志磨

とか云うんですってね!

 

● これも「人を惹き付ける格好良い楽曲名」ですよね。最初に浮かんだのはタイトルなのか?リリックなのか?楽曲なのか?

 

  志磨

あぁ~!これ最初は「曲」だったんですね!

 

● 曲ですか。

 

  志磨

うん。はいはい。で、あのぉ~なんかねぇ…<THE WHO>みたいな曲やなぁ~って思ってて。

 

● はい。

 

  志磨

で、それを皆に聴かせて。んで、1番2番って有るじゃないっすか?

 

● はい。

 

  志磨

で、これ。2番も歌やったんですよ。1番と同じ。

 

● はい。

 

  志磨

で、やってるうちに…なんとなくこう…歌詞を一回書いて、その時点でもまだ歌ってたんですけど。

 

● はい。

 

  志磨

何かこう…まぁ、人間ねぇ~「山あり谷あり」ですから、あのぉ~非常にこう糞な出来事もございますね?(微笑)

 

● 有りますね、はい(微笑)

 

  志磨

『クッソやなぁ~』って云う気分が到来しまして、ひっさしぶりに歌詞をこう…何て言うのかなぁ?…久しぶりにパソコンのキーボードをダダダダダダダダッ♬って叩く様に。

 

● はい。

 

  志磨

書いた。歌詞を。

 

● うん。

 

  志磨

うん。

 

● …

 

  志磨

<岡村ちゃん>っているじゃないですか?

 

● はい。

 

  志磨

<岡村ちゃん>のホームページって見た事は有ります?

 

● ないです、ないです。

 

  志磨

見て下さい。もの凄い格好良いですよ!

 

● あぁー!!(大声)ありますあります!勿論、知ってます。(やっと岡村靖幸さんの事だと気付く)

 

  志磨

知ってる?

 

● カタカタカタカタカタ♬

 

  志磨

そう!ブッ♬ ブッ!シャカラャカ♬ ブッ♬

 

● ですよね!

 

  志磨

あの<岡村ちゃん>位の感じで。フフフフ…(含笑)

 

● ガチャガチャ♬っとやった訳ですね。

 

  志磨

例えがアレですけど(微笑)

 

※岡村靖幸…それはもう見て貰った方が。取りあえず1990年にリリースされた「家庭教師」ってアルバムは日本音楽史を変えた1枚だと思います。

僕個人としては、翌年にデビューした<BLANKEY JET CITY>と同等に、音楽性もトンでもなく凄いけど、日本語の歌詞の価値観を全て変えたショック過ぎる存在です。

兎も角、タイトルトラックの「家庭教師」って曲を聴いてみて下さい。志磨さんが口ずさんでいる新曲の「ぶーしゃかLOOP」に関しては、映像すらリリックする快挙を実現しています。

 

  志磨

で、あのぉ~『2番を歌わない事にする!』って皆に言って。

 

● うん。

 

  志磨

メンバーが『ほうほうほう!』って言って。で、こういう感じって披露して『何か分かんないけど、あのぉ~良いね!』フフフフフ…♬(思出笑)ちゅう事になって。

 

● うん(微笑)

 

  志磨

んで、『そうなんだよ!こういう気分なんでこうします。2番は歌いません!』って。

 

● うん。

 

  志磨

で、その歌詞をわぁ~って書いている時に、あのぉ~その「同語反復」って云うか…その~ねっ!『僕は僕だ』『君は君だ』とか、『一位以外は一位じゃない』とか。

あの『こういうのなんつうんやっけ?』って、カタカタ♬しつつ、同時に<Google>も開き…(微笑)

 

● はいはい(微笑)

 

  志磨

んで、<WORD>と<Google>を同時に開いて、『なんやっけ?』と思って調べたら、どうも「トートロジー」やと。『あっ!そうだそうだ!トートロジーやった。こういうのって』と。

じゃあ、これは「トートロジー」ってタイトルにして、「トートロジー」だけで全部歌詞が書けるかな?と。

 

● はい。

 

  志磨

つまり<Perfume>の「ポリリズム」って曲を「ポリリズム」でやるってあの原理ですね?

 

※POLYRHYTHM:ポリリズム……音楽において、異なる時間語法を複数の声部が同時に応用するときに達成される全体のリズム効果をさす用語。他の曲だとプログレバンドの<YES>の「CLOSE TO THE EDGE」など。

 

● なるほど。

 

  志磨

「トートロジー」だけしか使わんとこ!って思って。で、出来上がった!って経緯ですかねぇ。

 

● で、その話を聞いた後に丁度、次の質問に繋がるのですが…

 

  志磨

うむうむ。

 

● 後半のリリックの流れを見ると、寧ろANTONYM(アントニム:反意語、対語)ってタイトルなのか?って捉える事も出来るんですよ。

 

  志磨

ほうほうほうほう。

 

● 反比例しているって言っても良いんですけど。「個性を殺す様な時代性に反発または反復する」って安易に考えも浮かんだりはしますが。

つまり「同語反復」していない様にも僕は聴こえたんです。

 

  志磨

あぁ~!はいはい。なんかね、これもちょっと専門家の方からすると「どうなのか?」は分かんないんすけど、なんかね、間違えたら嫌やから色々と調べてはいるんですけど。

 

● はいはい。

 

  志磨

「男だろ 泣くな」って歌詞が有るんですけど、これも「トートロジー」のうちらしいですよ。

 

● ほぉ~

 

  志磨

だから男っていうものは、まぁ泣かないっていう前提が有って、つまり『男なんだから男しろ!』っていう意味になる。

説明にはなってないじゃないですか?あのぉ~<ジャイアン>の有名な「トートロジー」で『お前の物は俺の物』…

 

二人:違う違う違う違う!!(笑)『俺の物は俺の物』!!

 

  志磨

『お前の物は俺の物』…これ全く説明されてないじゃないですか。

 

● はいはい(微笑)

 

  志磨

途中の経緯をすっ飛ばして、自分の欲望のその…あの…あの…なんて云うんですか?…「起爆点」って云うか…『コレが欲しい!何故ならコレだから!』っていう結果と最初しか言わないのが「トートロジー」で、非常にロックンロール的やなぁ~って。

 

● あぁ~

 

  志磨

うんうん。途中はどうでも良い!と。

取りあえず僕は何を使ってでもコレを手に入れる。何故ならコレだから。「山に登るのは山が有るから」…ねっ?

 

● うんうん。

 

  志磨

よく分かんないんですよ?人からすると。でも、やたら説得力だけは感じる。気合いだけは感じる。

 

● 「強さ」とかね?

 

  志磨

そうそうそう!そういうのが「トートロジー」であり、「ロックンロール」っちゅうところ。

 

● なるほど。

 

  志磨

あとコレもう一個「こじつけ」が有って、同じ意味の言葉を反復させる。

ちゅうことはつまり「ループ」なんですね!

 

● そうですね。

 

  志磨

で、あと「リフ」でもあるんすね!ズッズッズゥ~♬(何故かDEEP PERPLEのSMOKE ON THE WATHERです:笑顔)<CHUCK BERRY:チャックベリー>でも良いし。

同じ事を繰り返していると何故か説得力が増してくっちゅう。『ロックンロールはトートロジーなんではないか!』って云う大きな投げ掛け。

 

● おぉ~

 

  志磨
……

 

二人:グフフフフフフフフ…♬(含笑)

 

● (微笑)が、曲を創っている時、最終的に其処に辿り着いたんですね。繋がっていったって云うか。

 

  志磨

そう!キャンペーンでこの話しよう!って途中で思ったんです。

 

● おぉ~ん…(微笑)

 

二人:グフフフフフ…♬(笑)

 

  志磨

そうそう!

 

● 分かりました。「ロックンロール&パンク・パラドックス」の話をしたいんですけど…

 

  志磨

おぉ!!それしたい!

 

● 僕もイベントやラジオをずっと続けています。そして必ずぶつかる問題が有ります。

当然と云えば当然かもしれませんが、そのアーティストが巨大化していくと…

 

  志磨

あぁ~良い事ですねぇ~

 

● どんどんどんどん大きくなる。嬉しい事じゃないですか、好きなアーティストが大きくなるって。

 

  志磨

はいはい。

 

● でも大きくなればなる程に「動きの制限」が出てきますよね?

 

  志磨

そうですねぇ~(ニヤリ)…それはそうですねぇ~…(声が段々小さめに)

 

● 大物になるってのは、言い換えれば「権限も大きくなる」って事です。両方とも大きくなる。

 

  志磨

まぁ、そうですねぇ~

 

● 捉え方を変えれば『俺は大物だ!権利をくれ!』って。

 

  志磨

はいはいはい。

 

● 『よりディープな事がしたいんだ!』って言える権利も発生する筈なんです。そういった活動を志磨さんも続けていると思いますが…

 

  志磨

ほうほう。

 

● ですが、やはり自由が利かなくなる事実も…

 

  志磨

ございますねぇ~(微笑)

 

● 良い悪いとは別として(微笑)

で、音楽性……俺達は『ロックが好きだなぁ~』って話をよくしますけど…

 

  志磨

よくします。

 

● その辺の「モヤモヤ感」は僕にとっても、リスナー(ファン)にとっても、ミュージシャンにとっても…皆さんが感じる事だと思うんですよ?

 

  志磨

そうです!!そこら辺のアレはねぇ~

 

● その辺を、どう志磨さんどう考えるのかと?

 

  志磨

あのねぇ、この間ちょっと何かの本を読んでまして…あの<都築響一>さんでしたっけ?えっとね…変わった写真編集ばっかり創って出す人で、「東京ナントカカントカ」(※TOKYO STYLE)…東京の一人暮らしの人の部屋ばぁ~っかりを集めて、文庫本も出てるんですけど。

その本だったらテーマは一人暮らしの部屋。汚いのから、すげーお洒落なのから、ぶわぁ~ってそんなんばっかり撮ったり、場末のキャバレーばっかり撮ったりとか。

 

● はいはいはい。

 

  志磨

例えば、面白いのが全国の北海道から沖縄までの「ライムライト」っていう店だけを…

 

● ギャハハハハ…♬(爆笑)

 

  志磨

周るとか!(笑)フフフ…

 

● 王道ね!

 

  志磨

そうそう!

 

● ラブホテルでいったら「パリ」とかね!(笑)

 

  志磨

そうそうそうそう!!(笑)

 

● 「ロンドン」(笑)

 

  志磨

そうそう!(笑)ほんまにラブホテルとか、キャバレー/スナックとか、ああゆうのばっかりの写真集出して取材したりとか、そういう変わった方なんですけど。都築さんって。

その人が「HIP-HOPの詩人たち」やったかな?(※ヒップホップの詩人たち)最近、またちょっと出して。ヒップホップの言葉について聞く。

 

● うんうん。

 

  志磨

それで色々な人に取材したそうなんですけど、やっぱりその有る程度のその…何て言うのかな?あのぉ…こぉ…「システム」?やりくりするシステムですよね?自分達でこう…盤を創って、それを持って色んな所を周る。

自分達が原盤権を持っている。そうやってなんとか俺達はそれでやっていけると。

 

● はい。

 

  志磨

例えば東京中央集権って有るじゃないですか?

 

● はい。

 

  志磨

ロックは未だに有りますけど。そういうの。

 

● はい(苦笑)

 

  志磨

ヒップホップとかは、もう…そういうの分散されている。各都市に。

例えばネットが有りますから、取りあえずは買えるのと、発信する側も発表も出来るし、だからもう音源は何処に居ても手に入るから、『もし俺達を観たいなら、俺達の街まで来い!』

 

● うんうん。

 

  志磨

例えば<THA BLUE HERB>さんとかは、そうですよね!

 

● そうですね!

 

  志磨

『札幌/北海道は出る気は無いから、なんか有るなら北海道にお前が来い』って云う。あのスタンス。

 

● うんうん。

 

  志磨

で、それ…非常にすっげえ平たい言い方に変えます……外人みたいに格好良いっすよね!!

 

● はい(微笑)そうですよね!

 

  志磨

外人みたい!

 

● 『お前が来いよ!』ですからね。

 

  志磨

そうそう!

 

二人:『俺の街にお前が来いよ!』

 

  志磨

って云う、大阪にはアイツが居る。北海道にはアイツが居る。栃木にはアイツが居る。みたいな。そういうの、もうちょっと平たくするとヤンキーっぽくて格好良い!

 

● うんうん。不良性ね!不良性ですよね?

 

  志磨

そうそう!「ナニナニ高校のナニナニ」みたいな。鬼神、龍神…みたいな(微笑)

 

● 『お前が気に入らなかったら、俺の学校まで来い!』

 

  志磨

そうそうそうそう!『俺の学校は負けへんぞ!』みたいな。

 

● そういう事ですよね。

 

  志磨

うん。そう!「地域性」とか自分達の「村」っていうか、そういうのも有って。「プライド」とか。

 

● うん。

 

  志磨

そういうの僕はなぁ~んにも文句(※これはそういった活動方法を自分がするとしてもって意味です)は無いんですよ!

 

● うん。

 

  志磨

ただただ、有るとしたら自分が憧れたモノが「東京」で、「中央」で、「メジャー」だったんですよ!

 

● うんうん。

 

  志磨

で、時代は流れ、こんな事になり、『何や?インターネットって?』中学の時には、そんな概念すらなかったっす。

 

● そうですね。

 

  志磨

うん。僕の中にある概念は「ミュージック ステーション」で有り、「HEY!HEY!HEY!」で有り、「オリコンチャート」で有り、「ROCKIN’ ON JAPAN」で有り…うん。

で、やっぱり東京の「SHELTER」や「LOFT」…「QUATTRO」でやったら…えぇ~何や?「LIQUIDROOM」やって、「渋谷AX」「ZEPP」とドンドン大きくなって「日比谷野音」「武道館」「ドーム」…全部東京ですよ!

 

● うんうん。

 

  志磨

で、其処に僕は落とし前をつけないと死ねない。…(小さい声で)自分的にね。

なので僕は、えぇ~…ん~っと最初の話に戻すと、そういう色んな「ジレンマ」「パラドックス」そういう大きくなる/巨大化する事に対して、正面から向き合っておりますって感じ?

 

● うんうん。

 

  志磨

「がんじがらめ」にするならしてくれ!僕を「忙殺」してくれ!

 

● ギャハハハハ…(笑)

 

  志磨

僕、よく言います。

 

● 忙殺させてくれ!と(笑)

 

  志磨

過労死させてくれ!と(微笑)仕事をくれ!俺に…って思ってますね、僕は。うん。

 

● その…葛藤と云うか…その辺は…中心に居て活動してて、忙しくなった訳で…何て云うんだろう?「鎖」みたいなものは全然取れているって感じがするの?

 

  志磨

えっとねぇ、今は…

 

● ジャラン♬ジャラン♬鳴ってるなぁって感じない?(微笑)

 

  志磨

今はジャラン♬ジャラン♬にしてくれ!って。今はまだ。

 

● ジャラン♬ジャラン♬にしたい?

 

  志磨

先ずは!で、そっからやっと<永ちゃん>じゃないですか?

 

● はい(微笑)

 

  志磨

「鎖を引きちぎれ」な訳ですよ。「黒く塗りつぶせ」…ねっ?(※両方とも矢沢永吉さんの代表曲です)

で、其処に行くには(微笑)先ずは<CAROL>を通過しないといけないと云うか…

 

● そうですね。

 

  志磨

そう!永ちゃんソロ(の様に)になるまで、僕は取りあえず鎖に塗れたい。

「BALL AND CHAIN」ですね!(笑)※足手まといって意味です。

 

● 成る程ね!(笑顔)

 

  志磨

って気分ですね(笑顔)で、もう…『うりゃぁ~』ってなって、こんだけの「足かせ手かせ」もう全部まとめて此処まで来たぞ!見たか!?と。

 

● うん。

 

  志磨

で、そっから僕らの大好きな<ドラゴンボール>の話。ピッコロさんですね!
『まさかの肩に付いていたやつ、アレ重かったんや!』って!

 

● ギャハハハハ…(爆笑)ガッシャン♬ガッシャン♬って(笑)

 

  志磨

ガッシャン♬ガッシャン♬って、やりたいじゃないですか!!アレ男の憧れ(笑顔)『そろそろ本気を出すぞ』って言って。

 

● リストバンドを取るとか。

 

  志磨

ドサッ♬ドサッ♬とか。そっからが面白いやろうな!って云う人生のアレは有りますね。

 

● あぁ!

 

  志磨

なんとな~くの。

 

● 分かりました。

 

  志磨

今は修行の身です。

 

● まぁ、残り4分で終わりとなりました。

 

  志磨

おぉ~!!

 

● 4分で撤収です。

 

  志磨

なるほど、4分で撤収。

 

● 後は質問が…まとまりきれない程の質問が沢山有りましたけどね…全部…飛ばしましょうか。

 

  志磨

(笑)あら?折角、考えて頂いたのに…

 

● いや、これはまたメールとかで連絡させて…

 

  志磨

「メール・インタビュー」とか新しくないですか!!続編って感じでね。

 

● ねっ!

 

  志磨

ねっ!

 

● そうしましょうか…でも夢の話とか有ったんですけど…これ面白かったなぁ…

 

  志磨

あと僕は、出来れば冒頭のグルメ漫画ってところで<OH! MYコンブ>の話……

 

● ギャハハハハハ…!!(今日一番の大笑)

 

  志磨

フッ(笑)広げたかったんですけど。

 

● あぁ!そうでしたか!(笑)

 

  志磨

僕も其処はちょっと自粛しました(微笑)

 

※OH!MYコンブ……1990年~94年にかけてコミックボンボンで連載された漫画。全12巻。なんと企画・研修は<秋元康>さんです。アニメ化もされてるけど未だに語る方はマニアのみです。

志磨さんの年齢をまたもや疑う素晴らしいセンスです。因に主人公の作った料理を食べた人は『オ~マイコ~ンブ!』って叫びます。

 

● いや、本当に頂いているんですよ!皆さんのお陰で長い(収録)時間を。

 

  志磨

はいはい。

 

● 僕がまとめる力が弱いのか…

 

  志磨

いやいや。

 

● ちょっと僕も「鎖に巻かれている」かも知れないので…

 

  志磨

なるほどねぇ~

 

● 次回はもうちょっと鎖をブッチ切って…

 

  志磨

良いっすねぇ~!

 

● やれれば良いなと思います。

 

  志磨

そん時は僕もお付き合いします(笑顔)

 

● お願いします(笑顔)

ではですね、この番組。志磨さんのトークを楽しみにしている方が沢山いるのでメールも沢山頂いているのですけど、最後にこのラジオを聴くマニアックな、今後のツアーで逢えるリスナーの方々にメッセージなどを頂ければ。

 

  志磨

わかりました。えっとねぇ~では、一つ鎖を千切って帰ります。

 

● おぉ!

 

  志磨

シングル出来たんですけど。

 

● はい。

 

  志磨

アルバムも九割くらいは完成したんですよ!

 

● おぉ~!

 

  志磨

この話すると怒られるんですけど。アルバムの話…でも、したくてしたくて仕様が無くて。

 

● 仕様が無くて(微笑)はい。

 

  志磨

もの凄い格好良いんですよ!このシングルも当然入りますけど、そう遠くないうちに大きな作品も出せそう。

 

● うん。

 

  志磨

それが非常に良い出来であると!僕はアレ、アレが好きなんですよねぇ…「問題作」とか「賛否両論」みたいなの。

なんかねぇ~僕、今まで出したCDね。「賛否両論」って書かれんかった事が無いんですよ。

 

● ハイハイハイ(微笑)

 

二人:ハハハハハハ…♬(お互い見つめ合って大笑)

 

  志磨

なんか!(笑)

 

● なんか(音楽的にと云うよりも人物として)イメージが付きまとっているんでしょうけどね(笑)

 

  志磨

そう。

 

● ヴィジュアルなんでしょうかね?賛否な顔してるって(微笑)

 

  志磨

あっ!「否」が見えるんでしょうね!顔に…プッ♬(吹出笑)で、今度のはね、多分ね、「否」が少ないと思うんですよ。

 

● おぉ!

 

  志磨

そんな気がする。すっごい久しぶりに「賛」だけの作品が出来た気がしてます。なんか。

 

● う~ん。

 

  志磨

これ誰も別に…なんちゅうんやろ?嫌がるっていうか…『何コレ?』って思わんのじゃないかなぁって…つまり「ポップ」って事ですよ!

 

● そうですね!

 

  志磨

っていう感じ。

 

● 期待しましょうか!

 

  志磨

はい~。

 

● はですね、最後に曲紹介するんですけども、1個だけ5秒で考えてもらっても良いですか?

 

  志磨

ほい。

 

● やっぱり志磨さんとか俺とか「喋ったり」とか「身体のアクション」で相手に伝える事が趣味な人っているじゃないですか?

 

  志磨

あぁ!いますね。はい。

 

● その伝わる事の喜び。

 

  志磨

はいはい。

 

● けど、リスナーとかお客さん達ってライヴ会場でなかなか(どれだけ好きかって気持ちを)伝えられない人達も多いと思うんですよ。

 

  志磨

ほいほい。

 

● 何が一番嬉しいですか?

 

  志磨

ん?

 

● フロアにいるお客さん達が何をすれば一番伝わりますか?

 

  志磨

僕に?

 

● はい。

 

  志磨

えぇ!!なんやろうなぁ~…う~んとねぇ~……すっごい高くジャンプする奴いましたね!

 

● おぉ!!

 

  志磨

どっかで。<マサイの戦士>みたいなの。

 

● みたいに!(笑)縦にピョンとね!

 

  志磨

凄い縦にピョンと跳ぶ奴いましたね。あれ、覚えているなぁ。

 

● これヒントですね!

 

  志磨

ギャハハハハ…♬(大笑)

 

● 今回のツアーで、まぁグイッ!っと縦に!<ホッピング>とかは駄目ですよ。

 

  志磨

そういうのは駄目。自力でね!

 

● 自力でね。

 

  志磨

自分の脚力だけで。

 

● 人より高く跳ぶ。

 

  志磨

人より頭一つくらいに…いや!腹くらいまで出てましたね!

 

● おぉ~格好良いですねぇ~!

 

  志磨

ホントに!

 

● 本当に何かの選手だったら…

 

  志磨

そうそうそう!!(大喜)

 

● たまたまの。友達が『付いてきてよ』って。

 

  志磨

(吹出笑)

 

● 『いや、俺、試合があんだけど。ジャンプの練習しなきゃいけないから』

 

  志磨

そうそうそう(笑)

 

● それで(練習を)やってたかもしれないですけどね(微笑)

 

  志磨

ねっ?(微笑)

 

● では、最後に曲紹介して貰おうかなと思うんですけど…

 

  志磨

はい。

 

● 先程から僕が何度もタイトルを言っている「このナンバー」ですし、あのぉ~普通だったら新しいシングルの曲やカップリングを流すと思うんですけど、僕の中では「まだ相当の新譜」ですね!

 

  志磨

あぁ!ありがとうございます。

 

● 全然「出来立て」って感じがします。

 

  志磨

嬉しいです!!

 

● では曲紹介を宜しくお願い致します。

 

  志磨

わかりました。では「超!恐るべき子供達」って事で「SUPER ENFANT TERRIBLE」です。

 

<ボーナストラック>

さて、此処までがスタジオでのインタビューした内容でした。

放送上でもお伝えした通りに此処からはメールインタビューになります。

返事が届いた時に本当に驚きました。

「世界トップレベルのインタビューの返信です。」

心から嬉しく誇りに思えるタイトルで返事を頂きました。本当に本当に有り難う、志磨さん。

※志磨さんの回答は改行以外は全くそのままの掲載となります。

 

● 先日含めて諸々といつも有り難うございます。遠藤博美です。

では、お約束通りに反響と云うなの『本当にメールインタビューするんですよね?』という脅迫文に近い文字の圧迫感が強いメッセージを放送後に沢山頂いているので、引き続き宜しくお願い致します。

本当に志磨さんとのインタビューは「する事に喜びを感じる」のではなく「浮かぶ事に喜びを感じる」と改めて感じた次第。

このインタビューも「本当はスペードのエースだけど、何故かジョッカーと捉えられている」と自負している感じです(笑)

引き続き宜しくお願い致します。

 

  志磨

こんばんわ。ぼくやヒロミさんがたまたま「生まれたときから悪党面」というだけで世間は我々を「脅迫する側」と決め付けてかかりますが、

いつだって脅迫するのは善良な市民だ!我々は「脅迫される側」なんだ!ということを訴えるために今日は筆をとりました志磨遼平です。
よろしくお願いします。

 

● 先日のインタビュー後にはシングル「トートロジー」を沢山聴きました。なので質問自体が続きと云うか以前に考えた質問の再編集(リミックス)した内容となります。ご了承下さいませ。

メールインタビューだからこその質問から始めますね。

「同語反復:トートロジー」とは違うのですが、先日僕のイベントゲストだったバンド<THINK AGAIN:チンウィル>さんがイベントに来てくれた方に、こんなメッセージを送ってくれたんです。

『新潟GOLDEN PIGS、COLOUR SCENE!ありがとうございました! めちゃくちゃ楽しい夜でした。本当に新潟のみんなが好きです。会えて嬉しかったです。また絶対戻ってきます!ありがとうございました』

此処で凄いビックリしたのが「本当に新潟のみんなが好きです。」の部分なんです。

「大好きです」では無く「好きです」の言葉の表現としては「大」が無い分、格下となりますが、大好き以上に好きって伝わった事です。

「言葉に気持ちを引っ張られる時」ってこういう部分だと思います。

この辺は人物像からも滲み出る事だと思いますが、志磨さんにもやはり同じ様に感じる時が有ります。

インタビューやメール等で、志磨さんからの言葉に引っ張れて、自分が返事を書く時に言葉や思考が浮かぶ様な事が多々…いや、いつも有ります。

こうやってメールインタビューで、まだ返答頂いてない時点で既に感じてたりします(笑)

志磨さんにとって身近な方で、そういった音楽じゃなく言葉の引力が強い人物っていらっしゃいますか?

 

  志磨

なるほど。我々アーティストは人気商売がゆえに言葉尻をとられがちですね。

「そんなの各地で言ってんでしょ?」なんて思われがちです。

感謝の気持ちを伝えるにあたっては最大限の配慮をしなければなりません。

私もいまだに「とっとと帰れ!新潟なんて二度と来ない!バカバカバカ!」とかツンデレを装ってみたり、「ねえ…また会えるかな?かな?」とマイクに頭を打ちつけながら連呼してヤンデレを装ってみたりと試行錯誤中です。

ですが「言葉の引力」という点では素直がイチバンのようで、ウチのメンバーはみな言葉を大切に使いますのでヒジョーに引力が強い。

あと近い方だとN’夙川BOYS/KING BROTHERSのマーヤさんでしょうか。

 

● 今回のシングルアートワークは凄い格好良いです。裏ジャケやブックレットの志磨さんも<鈴木ヒロミツ:THE MOPS>さんとシンクロニシティする様な格好良さです。

先程も書きましたけど、リリース前に何度も聴きました。

そして3曲目に収録している「Zombie」についてです。

他の2曲以上に『うわぁー!』って思いました。「SUPER ENFANT TERRIBLE」の兄弟・姉妹の様なメロディーです。

そして何故か確信的に、この曲のアートワークに感じる訳です。

この辺は趣向だと思うし、それは理解しているけど、志磨さんは沢山インタビューされる筈だからこそ「最大公約数」では無く「最小公倍数」の質問になります。

僕は<ドレスコーズ>に「広がって欲しくない」って願望が有ります。

それは人気/知名度では無く(寧ろ早くドームツアーして欲しい位です)、音楽についてです。

<ドレスコーズ>の楽曲は当然に以前のバンドとは全て違うと思います。ですが、「トートロジー」の様な広がり方では無く「Zombie」の様な広がり方が好きなんです。

小学生~中学生みたいな表現(二人の世界にとっては通説な表現)ですが、今回のシングルは「少年ジャンプ」に連載漫画のエンディング主題歌なので問題無いでしょう。

こう、想うのです。

『ベジータだけはピッコロの時と違って、黒い部分を最後まで残しておいて!根本は黒いままでいて欲しい!』って願いです。

両キャラとも勿論、大好きです。

ですが「トートロジー」はナッパ・ベジータの最初の襲撃時のピッコロの印象ギリギリって感じなんです。あれ以降/以前では相当に印象が変わってしまった大事な時期を連想させます。

「黒さ」とは「暗さ」とも捉えられます。僕は「Zombie」がリードトラックで有り、ベジータだったりします。僕の印象をどう思いますか?

 

  志磨

なんて素晴らしい質問なんでしょう!肝に銘じておきます。

ですが最初シングルの話が出たとき、バンドが真っ先に持っていった曲が「Zombie」だったことを記しておきます。

そして私が信頼する方は皆それを見抜いています。ヒロミさんもまた、ぼくらの理解者であるというワケです。

鈴木ヒロミツのとこも含めて!

 

● アトラクションです。<ディズニーランド>って有りますよね。「ディズニー映画」も凄い人気有りますが、既にもう別の次元で人気があるのが<ディズニーランド>です。

彼処は正直「ディズニー映画を1本も観てない大人の方」ですら『夢の国なのか?』と思える訳です。

それだけの世界観を提供していると思うんです。

なので、子供達なんかは実際に行ってから、映画を観る逆パターンも多いと推測出来るんです。

音楽の世界も、もっとアトラクション…つまりテーマパークが必要だと思います。

『ライヴやフェスがそうじゃないか?』

そういった意見が一般的に思い浮かばれるのも分かりますが、僕の中では先程の2つはそれこそ我が街にヤッテ来た<サーカス>です。

「突発的な事柄」だと考えるのです。

毎日でも其処に行けば夢の国を体験出来る・リピート出来る事が大事なんじゃないか?と。

最高のバンドや楽曲をテーマにしたアトラクション。日々進化し続ける音楽のテーマパーク。

想像するだけで興奮します。

さて、僕の大金持ちになったら「仕掛けたい夢」の話でした。

今の志磨さんの大金持ちになったらしてみたい夢って有りますか?

 

  志磨

素晴らしい夢ですね。全く同感です。

ぼくは大金持ちになったら、24才くらいの時のジョン・レノンの声が出る声帯を手術でつけます。

そして自分が今までに書いた曲のボーカル・トラックを全部録り直します。

 

● いつもラジオですと、最後にメッセージを送って貰ったりします。まぁ、誌面上のインタビューでも最後にファンにメッセージを頂くって事も有りますよね。

僕が今、志磨さんにメッセージを送って頂きたいのは、こんな方々にです。

それは僕自身もそうですが、

音楽をミュージシャン以上に愛し、没頭し、聴き続け、吸収し、理解して、お金と時間を費やしているのに音楽を創れない方々にです。

僕はまだ良い方です。それを受け止めてるからこそ「ラジオ」や「ホームページ」、そして「自主企画のイベント」を開催して、その葛藤とジレンマを解消し、立ち位置は違えどミュージシャンと同じ高さで景色を観ようとしている訳ですから。

そういった手段をまだ見つけられないでいる/迷っている「音楽の純朴者」に、どうか救いの言葉を頂けますでしょうか?

 

  志磨

「救いの言葉」を求められるのなら、こう言います。

「ミュージシャンとは音楽と結婚した者の名である。そして、音楽と恋をしているのは音楽愛好家である」 by 志磨遼平

今ぼくは「はじめの一歩」でいう板垣のような感覚で音楽を捕らえることが可能です。

音符の構造のひとつひとつ、各楽器の一音一音までクッキリと聴こえてきます。

なんならマーケティングのプロセスまで見えます。

だけど中学生の頃はすべての音楽がぼくにとって交通事故のような衝撃を持っていました。

あの感覚は二度と味わえないでしょう。

そういう意味でもヒロミさんは限りなくミュージシャンに近いリスナーと言えますよね。

 

● なんか逆にメールの方が時間の制限が無い分、一番最初に出逢った頃の質問に近づけた気がします。

凄い嬉しいです。

最後に今後の参考までに…いや、肥やしに…いや、単純に聞きたいだけですが、今回のインタビューの感想を頂いても宜しいでしょうか?

あと、僕らの<COLOUR SCENE:カラーシーン>はディスクジョッキー主体のイベントですが、商標でこれから「バンドとして登録」してくるんで、「対バン」って形だったら共演出来ますかね?(笑顔)

志磨さんとリアルタイムで良かったと想います。今回も有り難うございました。またお逢いしましょう。失礼致します。

 

  志磨

答えるのが幸せな質問ばかりでした。ありがとうございました。

先ほどの「ミュージシャンである幸福と不幸」の話の続きになりますが、ミュージシャンのなによりの幸福は、ヒロミさんのような人から見つけてもらえることなのです。

もしぼくがミュージシャンでなければ、田舎の街を出ることもなく、誰ともこんな話の出来ぬまま一生を終えていたことでしょう。

もし、その田舎でカッコいい人みつけたとしても、自分から声かけて嫌われるのこわいし!ミュージシャンは、有名になればなるほどカッコいい友達が増えるという特典つきの職業なのでした。

 

<あとがき>

以上になります。

アルバムのお話をして下さった通り、アルバムリリース&全国ツアーが決定しました!下記の情報をチェックして下さい!

是非、お近くの街に行ったら観てみて下さい。音源を持ってなくても興奮出来るステージを提供してくれると思います。

その興奮で会場で音源を購入し、そのCDに思い出を滲ませて貰っても良いのかなと。勿論、購入してからのライヴ体験の方が気持ち良いとは思いますけどね♬。

 

 

 

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